33歳で倒れてから、ずっと病院通いの私の生活 ~腎臓病と虐待と

33歳でめまいを発症し起き上がれなくなる。以後いくつもの病院を行脚し、現在はIgA腎症を治療中。

第十五回 年齢を重ね酷くなっていく月経と、病院通い生活の始まり⑨月経よサラバ

前回の続きです。


色々な治療を探し、ようやく体調がマシな状態へ近づいてきました。

今も時々、軽いめまいがあったりしますが、昼寝をして無理をしないなど、なんとか生きています。

内科や精神科、腎臓内科、婦人科など今もいくつもの病院へ通っているのは変わりませんが。

そして2023年は子宮全摘しましたので、完全に月経とはオサラバです!!

血がいつ出てくるか分からない状況って、私にとってはすごく神経が消耗することでした。

災害時に備えてナプキンを多めに常備してとか考えるのも面倒くさい。

ナプキンを付けていると痒いし、というか最後の方は月経一日目にはすでに痒い、という最悪な状況でした。

痒みがあって当たり前、と言う人もいますが、私はそうは思いたくないです。

それと、子宮があった頃は真夏以外、腹巻きが欠かせませんでした。

お腹が冷えると冷えが子宮に伝わり、痛みが出るからです。

今後は真冬にお腹が寒くて腹巻きをするくらいだと思います。

夏場以外のカイロからも解放され、カイロが余りました。


今の私のアイデンティティは、「子宮全摘したぜ!もう月経来ない!YEAH!!」

です。

取った子宮には筋腫が四つあり、一部腸と子宮内膜が癒着していて、痛みの原因の一つではあったかもね、との診断でした。

エコーで見ていたときは、筋腫は二つと言われていて、他に所見は無かったので、手術してみないと分からんもんだなあと思いました。

ほっといたら筋腫はもっと増えていたんじゃないかと自分でも思います。

精神科の先生(男性)に子宮全摘します、と伝えたら「女性にとっては辛いでしょう・・」と言われましたが、私に限ってはそんなことは全然無く、むしろ手術前に飲んでいる偽閉経を起こす薬の方が辛いんですよ先生。

夫に、「男性の方が玉を取るとかなったら、辛いんじゃない?」と聞いてみたら、そうだと思う、と返ってきました。

私は元々、生殖器や性的なことにアイデンティティを見い出してはいない人間なので、身体のデメリットを一つ取り除けて嬉しいくらいです。

月経が無いと女じゃ無くなるとか、誰かが言ってたセリフはどうでもいい。

それは個人の価値観でしか無く、それぞれが自分の性や身体に対して、己で築いた価値観を持っていればそれで良い。

自分の性自認アイデンティティは、自分で決めるものです。


常備していたナプキンは全部捨てました。

捨ててビックリ、すごく収納場所を取ってました。

おりものシートは、まだ一応おりものは出るものなので保留。これも痒くなるけど。

これからお世話になるのは尿漏れパッドでしょう。


次回へ続きます。