33歳で倒れてから、ずっと病院通いの私の生活 ~腎臓病と虐待と

33歳でめまいを発症し起き上がれなくなる。以後いくつもの病院を行脚し、現在はIgA腎症を治療中。

第十九回 一年かけて十七キロ減量した話

今回は、私が一年かけて十七キロの減量をした話です。 日本でコロナ禍が始まろうとしていた2020年二月。 その頃私は胃腸の調子が悪く、気付いたら体重が四十三キロにまで落ちてしまいました。 身長が百六十一センチでこの体重は、私には危険です。 ベスト体…

第十八回 若者の食生活と運動の必要性

タイトルがめっちゃ堅苦しいですね。 久しぶりの投稿となりました。 「便りの無いのは元気な証拠」って、誰が言ったのかしら? 私の場合は「便りの無いのはホントに元気の無い証拠」です。 元気が無いから便りが書けないのが、普通だと思うけど。 ここ数ヶ月…

第十七回  人生百年時代は無関係

私は四十歳で、このまま行くと腎臓の機能があと二年しか持たない。と紹介された腎臓内科で診断を受けました。 三十三歳で倒れてからずっと内科に通っていたのに、腎機能の数値も血液検査に出ていたのに、最初から見てもらっていた主治医はそれをずっと見逃し…

第十六回 年齢を重ね酷くなっていく月経と、病院通い生活の始まり⑩寿命が短いことをなんとなく察している

前回の続きです。 今年で通院生活が始まってから七年、来年は八年目です。 いつも大体、病院へは平日の午前中に行くのですが、患者さんはほぼお年寄り、発熱した子どもです。 三十代で平日に薬をもらいに来ている人って、世の中で本当に少ないんですよね。 …

第十五回 年齢を重ね酷くなっていく月経と、病院通い生活の始まり⑨月経よサラバ

前回の続きです。 色々な治療を探し、ようやく体調がマシな状態へ近づいてきました。 今も時々、軽いめまいがあったりしますが、昼寝をして無理をしないなど、なんとか生きています。 内科や精神科、腎臓内科、婦人科など今もいくつもの病院へ通っているのは…

第十四回 年齢を重ね酷くなっていく月経と、病院通い生活の始まり⑧ミニピルが効いた後の衝撃

前回の続きです。 やっと・・・長年の地獄から解放された私です。 一ヶ月に一日しか元気な日が無かったのが、今では一ヶ月ずっと元気。 しかも月経無し、排卵痛ほとんど無し。 たまに調子の悪い日は、疲れてるのかも、と無理をしないで休みます。 無理をしな…

第十三回 年齢を重ね酷くなっていく月経と、病院通い生活の始まり⑦ミニピルを飲み始める

第十一回からの続きです。 婦人科で先生は「ミニピル」を提案してくれました。 この婦人科のホームページに「ミニピル」って書いてあったな・・何なのかはよく分からないけど。 私はピルと聞いて、昔低用量ピルが気持ち悪くて飲めなかったので、ひるみました…

第十二回 わたしがブログを書く理由

特別お題「わたしがブログを書く理由」 わたしがブログを書く理由は、今年、IgA腎症という難病を告知されたことがきっかけでした。 このままだと腎機能はあと二年しか持たない、人工透析になるという事実を知ったら、書きたい衝動がブワーッと出てきまし…

第十一回 年齢を重ね酷くなっていく月経と、病院通い生活の始まり⑥ミレーナ使用開始

前回の続きです。 2019年ごろ、倒れて三年くらい経った頃、めまいや吐き気はだんだん収まってきてマシにはなってきていたものの、月経が最高潮に悪くなっていました。 月経時と月経前から、とにかくお腹が痛い。 激しい頭痛が半月ほど続く。 酷いPMS。 排…

第十回 年齢を重ね酷くなっていく月経と、病院通い生活の始まり⑤ 休まない毎日と鎮痛剤依存

前回の続きです。 倒れて体調が悪化した原因はストレスで、二つ目まで書きました。 最後は「十年くらいずっと休んでいなかった」です。 二十四歳で専門学校に入学し、独り暮らしを満喫していましたが、勉強から友人との付き合いから農作業のアルバイトからサ…

第九回 年齢を重ね酷くなっていく月経と、病院通い生活の始まり④ 子どもを産むかどうか

前回の続きです。 結婚したときに、世間ではちょうど、「女性の卵子の老化は三十三歳から始まる」といった言説があちこちで報道されていました。 同時に「孤独死」のニュースもよく見ました。 どちらも人を不安にさせる要素満載の内容ですが、今考えると何か…

第八回 年齢を重ね酷くなっていく月経と、病院通い生活の始まり③ 結婚と虐待と

前回の続きです。 倒れて体調が悪化した原因はストレスですが、もちろん思い当たります。 と書きましたが、直接的なのは「結婚したこと」。 次は「実家から離れたこと」。 そして「十年くらいずっと休んでいなかった」。 「結婚」は、世間的にはおめでたいこ…

第七回 年齢を重ね酷くなっていく月経と、病院通い生活の始まり②~精神科と胃カメラ

前回の続きです。 めまいに焦点を当てて病院に行ってみたけれど、特に改善されませんでした。 そしてだんだんと、他の症状も出始めました。 夜寝るとき、横になると呼吸が苦しくなる。落ち込み。寝付きがすごく悪い。 二年前くらいからあった、時々やってく…

第六回 年齢を重ね酷くなっていく月経と、病院通い生活の始まり①

私は現在四十一歳、月経が重くなり始めたのは二十八歳ごろです。 二十八歳から明らかに変わった月経の原因には、ホルモンバランスが関係していると思います。 PMSが酷くなり始め、頭の中がジェットコースターに乗っているときのように振り回される感覚が…

第五回 子宮全摘後、ステロイド治療は

前回は子宮を全摘手術した顛末を書きました。 その後、二回目のステロイドパルス療法(点滴)とステロイド剤を飲む治療を再開しました。 人体実験を身を以てしているような感覚ですが、なんと、一回目とは違ってステロイドの副作用がほとんど無くなりました…

第四回 今年前半の入院歴②

前回(今年前半の入院歴)の続きです。 喉の手術のように、ホイっとすぐに手術出来るのかなと思っていたら大間違いでした。 なんと子宮全摘手術の前に、一ヶ月ほど閉経状態にするホルモン剤を飲まなくてはならないという。 私は一ヶ月でしたが、子宮筋腫が大…

第三回 今年前半の入院歴①

前回の投稿からしばらく時間が経ってしまいました。 今年は一月に腎生検、三月に扁桃腺切除、五月に子宮全摘と、三度の入院をしました。腎生検でIgA腎症という難病だと分かったので、その治療に伴い扁桃腺の摘出が必要になったのです。実際、その効果は出て…

第二回 腎臓病と治療と、虐待と

前回、最初のブログを読んで下さった方、有り難うございました。 去年40歳の時、腎臓病と分かり、それからは検査や入院と忙しく過ごしている。病気の治療って、以外と忙しいんですよ。 20歳の頃にはすでに尿検査で潜血プラスが出ていて、再検査などもやった…

第一回 LGBTQ+に関する喫緊の課題

私は2023年1月に人生で初めて入院生活というものを経験した。検査入院で数日の間のことだったが、未知の体験ばかりでかなり勉強になった。というのは、あらゆる面から医療現場での問題や課題が見えたからだ。 その一つとして、喫緊の課題だと思ったのはタイ…