33歳で倒れてから、ずっと病院通いの私の生活 ~腎臓病と虐待と

33歳でめまいを発症し起き上がれなくなる。以後いくつもの病院を行脚し、現在はIgA腎症を治療中。

第六回 年齢を重ね酷くなっていく月経と、病院通い生活の始まり①

私は現在四十一歳、月経が重くなり始めたのは二十八歳ごろです。

二十八歳から明らかに変わった月経の原因には、ホルモンバランスが関係していると思います。

PMSが酷くなり始め、頭の中がジェットコースターに乗っているときのように振り回される感覚があり、落ち込みが酷く月経前は死にたさでいっぱい。

高い場所にいると飛び降りたくなってしまうので、避ける。

これを繰り返す内に、月経が来る事が毎月の恐怖とストレスへ・・・。

このままではまずい、と思い婦人科を受診しました。

低用量ピルを試してみたのですが、飲んでから二日目の朝、吐き気と嘔吐。

これを慣れるまで飲むのは出来ないなあと思い、漢方を処方してもらったらよく効きました。

一、二年の間はそれで過ごしていましたが、落ち込みは良くなりましたが生理痛の方は良くならずどんどん酷くなっていくのが毎月分かりました。

それでも子宮内膜症などもなく、エコー検査では何も見つからない。

 

低容量ピルが体質的に飲めないのは本当に辛い事実ですが、今は十年前よりも沢山の種類の薬が発売されているし、最初の低用量ピルが飲めなかったという方も、諦めずに試してみて下さい。

主治医の先生と相談して自分に合う薬を探していくことになりますが、婦人科の治療は最終的にそれに尽きるというか、根気強さが必要になってきます。

自分の身体のことを大切にして頑張っていくのは自分しかいない、他の誰でも無い、と長年の治療を通して思います。


そして三十三歳で結婚しました。

漢方を飲みつつ、生理痛は鎮痛剤で抑えられていた感じでした。

ですが、結婚してから二ヶ月経ったとき、吐き気とめまいで倒れ、三日寝込んだら良くなるのを月に一度、三回繰り返したあと、そのあとはめまいがフワフワとずっとある状態になりました。

起きて座っているのも一時間が限界になってきて、仕事が出来なくなりました。

 

それからが私の病院通い生活の始まりです。

最初はめまいに焦点を当てて、耳鼻咽喉科に行ってみました。

良性発作性頭位めまい症(耳石が三半規管に入ってしまうことで起きるめまい)ではないことが分かりました。

そこで先生に、寒いときに出かけると(ちょうど二月でした)特にめまいが起こるのですが、と聞いてみました。

そうしたら、「じゃあ寒いときに出かけなきゃいいんじゃないですか」と言われました。

すごくムカつきました。もっと他に言うことあるでしょう?

耳鼻科で問題が無いんだとしたら、他の診療科を提案するとか。

先生の放言に、周りにやけに沢山いる事務職員たちも失笑(かなり広い診察室の中に、看護師や事務職員が集団でいるという変な病院でした)。

先生が何か言ったらそれに乗っかってワルノリで笑っちゃうのが習慣になってしまっているんだろうな、という印象。

患者のプライバシー保護とか全く考えられていないし。

明らかに馬鹿にされている笑い方。

何コレ?何この耳鼻科?道理で待合室に患者が全然いないはずだよ。

二度とここには行きませんでした。

 

次に、内科に行ってみました。

ここではMRIを撮るように紹介状をもらい、同じ日にその足で脳神経外科へ行きました。

結果は異常なしで、帰ったは良いのですが疲れてしまい、その日の夜、めまいでダウン。

漢方薬をもらったけれど効かず。漢方に詳しいという評判で行ったんですが。

なにより家から遠かったので通う気力と体力が続きませんでした。

あとこの内科はすごく混んでいて、待ち時間が長かったです。

 

病院はなるべく、家から近くにある方が良い。

そして電車などで通う場合も、駅近の病院が良いです。

症状が出ている間は、病院に通うのも辛いので。

病院に着くまでに倒れたらどうしよう、と不安になってしまいます。

真夏は熱中症を心配しないといけないし、駅から遠い病院はやっぱり通えなくなります。

次回へ続きます。